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第一夜【心霊取材】北海道Y別炭鉱跡 取材に行くまでのお話。

真実に近づきたい!それだけなんです。 <レペゼンK地区> わたくし水森もサクもレペゼン道東K地区の人間だ。そんな我々をはじめ、この地区の子供は親から「Y別には絶対に行くな!」と耳にタコができるくらい聞かされて育つ。 それゆえに、私の知人の中でY別へ足を踏み入れた事のある人間は一人しか知らない。 その人間はなぜか誇らしげに「へっへっへー、行ってきたぜ~!」と胸を張って言いふらして。その姿はまるで伝説に触れた初めての生命体のようだった。 心霊スポットから帰ってきた人間が偉業を成し遂げたかのように胸を張って自慢話に花を咲かせている姿はハタから見ればバカっぽいが、Y別はこの地区の人間にとって伝説的な場所なのだ。 つまりY別は「存在するのかわからない」場所なのだ。なぜならY別は「地図に載っていない」のだから・・・・・・。 前回の取材後、心霊四次元ポケットことサクと次回の取材について話し合った。心霊四次元ポケットは「Y別に行きたくない?ね、行きたいっしょ?」と名前がサクなだけにサクっと言い放った。 「行きたいね~!」 私も即答だった。むしろ断る理由がなかった。考えてみよう。Y別は伝説化した場所だ。アトランティスに行こう!と言われているのと一緒だ。我々のような幼稚な大人ならさー・・・・・・伝説に行こう!と言われて断る理由なんてないでしょう! しかし、私にはもう一つ理由があった。「なぜ伝説になったのか」それが知りたかった。 地図から消えてしまった街・・・・・・一体そこにはなにがあるのか。なぜ行ってはならないのか。なぜ地図から消えてしまったのか。 そして我々ストフォレ取材班は日程を決めてY別炭鉱の真実に近づくための検証取材に行くことにした! <Y別の伝説> その昔探鉱事業が盛んだった時代があった。 Y別炭鉱はとても栄えていて、ひとつの街として機能していたという。 ところが探鉱事業が低迷しだすと事業主は次々と手を引いて行ったという。 するとY別炭鉱という街は地図から消えてしまったのだという。 そして、いつからか心霊スポットとなり、そこへ足を踏み入れた人は気が触れてしまうという。

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